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シェルター、寝床(ツエルト)を作ろう

整地されていないキャンプ場で、シェルター、寝床を確保する方法をご紹介します。
一般的に、水の確保が何よりも先決と言われていますが、実はこの優先順位、サバイバルの
世界では、少々異なります。一番は、シェルターです。なぜかというと、体力消耗を防ぐ役割が有ります。
太陽がさんさんと降り注ぐ暑い時期は日光を遮り、木陰を作り暑さをしのげます。寒い時期は、外気を
遮断し暖を取ることができます。雨風をしのぎ、体温の低下を防ぐ役割も有り、体力温存、エネルギー温存に
大いに影響します。スペースを確保しツェルトを設置するためには、体力があるうちでないと作るのが
大変になってくるので、優先順位としては一番最初にやるべきこととなります。
この考え方は有事の際にも有効です。外気や天候の影響を軽減しエネルギー消費量を抑える場所になります。
さて、具体的な話に移りますが、どんな場所に作るのが良いのかというと、
① できるだけ平らな場所
人間が安心して寝れる条件として平らな場所になります。傾いていると寝付けないことはもとより、
体調に異変が現れたりすることが有ります。また、傾斜によっては、雨などが侵入してきたりします。
② 川や海などの水場からある程度距離を置いた場所
これは、河川の増水や津波などから、緊急回避するためです。ある程度距離が有れば、
例えば、河川などでは雨による増水時に、逃げる時間が確保できます。
ちなみに、河川の中州では寝床に限らず、バーベキューなどもご法度です。取り残されます。
③ 崖や岩場を割け木々がある程度茂っている場所
崖や岩場を割ける理由としては、雨や地震などで崖崩れの恐れがあるからです。
  木々がある程度茂っているところは、木の根っこによって地盤が安定しており、大雨警報でもなければ
  地滑りなどの心配も無いですし(100%ではないですが)、ツェルトを構える際に、周りの木々を利用し、
  効率よく建てることができるからです。
上記の3つを頭に置いて、場所を確保しましょう。
次に、寝床(ツエルト)の素材ですが、最初は防水性のあるタープやグランドシートを使いましょう。
防水加工された帆布を使ったりも良いですね。ブッシュクラフトの達人になると現地調達します。ロープはツタや木の皮を加工し、木々やはっぱを使いツェルトやシェルターを作り上げます。寝る場所は落ち葉を集めて敷き詰めて完成というサバイバルな感じになります。でもそれって、虫ヤバくない!?って思われると思いますが
虫除けは、焚き火の煙で行います。煙の燻で、虫除け効果を得ます。
さて、具体的なツエルトの作り方ですが、使うシートの大きさにもよりますが2~3mくらいの
木と木の間に、高さ120~150cmくらいで、ロープを渡しましょう。このロープはパラコードが理想ですが、
丈夫でできれば防水の物でしたらなんでもOKです。。
ロープを渡したところに、シートをかぶせて四隅をペグや木の枝をペグ代わりにして固定すれば、
ツェルトの出来上がりです。ちょっとまって!!シートの四隅に穴も無いしロープなんか通せないよ!!って
思ったあなた、大丈夫です!シートの隅っこに石ころなどを包みます。その包んだところをロープでしばれば
あら不思議、ロープが頑丈に着けられました!
その下に、グランドシートやマットを敷いて寝袋を置けば、簡易シェルターであるツェルトの完成でございます。

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